11月10日(日)第5回「川島ふるさと祭り」の健康相談に参加しました。
フラダンスや宝探しなどのイベント、キッチンカーの出店もあり、たくさんの人出で賑わっていました。健康相談では、血圧・脈拍測定、体脂肪測定、酸素飽和度測定、血管年齢・脳年齢測定を実施し、延べ403人の利用がありました。
10月29日(火)に研修会を開催しました。
意思決定支援について学び、自施設で実践することができるという内容で、ACP(アドバンス・ケア・プランニング)について阿南医療センターの寺嶋吉保先生に講義をして頂きました。
看護主任 長岡真澄
看護部では、10月17日木曜日9時から12時までJA夢市場で健康相談を実施しました。天候も良く、気持ちの良い青空の中で買い物帰りのお客さん45名にご利用をいただけました。骨密度測定や血管年齢測定は大変人気で並んで待っていただきました。かかりつけ医がいない方や、治療の中断をされている方、健康に関心を持ち気をつけて管理されている方など、様々な地域住民の方がいらっしゃいました。健康相談を通して生活習慣を見直したり、これまでの生活を続けていかれるように声をかけることで喜んでいただけました。「今度はいつ来るの。」「気になるので受診してみます。」「生活習慣を見直さなあかんな。」「阿波市にも健康に関するジムがあればいいのに。」などの意見があり、気になる健康パンフレットもたくさん持ち帰ってくれました。次回は12月に開催します。
9月26日(木)
「転倒転落予防を考える」について看護部リスクマネジメント委員会 本庄和美師長より講義していただきました。
9月24日(火)地域連携多職種会議「患者及び家族への支援を考え、地域連携を円滑にする~地域連携における現状と今後の取り組みについて~」が行われました。近隣施設からも11名の方が参加してくださいました。近隣施設の多職種で困りごと事例、成功事例など日頃のお仕事での悩みなどお話しました。また、当院の管理栄養士 新田 智子さんに「低栄養の改善と予防のために」について講義していただきました。
8月22日(木)研修会を開催しました。
吉野川医療センター 認知症認定看護師の三輪倫子さんに「認知症患者さんとの関わり方」について講義していただきました。
訪問看護STあわ 看護師 南 惠
7月28日、愛媛県医師会館において「在宅療養移行支援において訪問看護師が必要とする情報」についての看護研究を発表しました。
7月25日(金)上期防災訓練を実施しました。
はじめに消火器を使用した消火訓練を実施しました。
次に外来トイレより火災が発生した想定で避難訓練を行いました。
日頃から訓練することの大切さを改めて実感しました。
教育委員会 佐藤直子
7月25日、高校生ふれあい看護体験を実施しました。徳島市内の高校から2名の参加がありました。オリエンテーションのなかで、三木参与から「魅力ある看護への道」と題し、看護の魅力を話して頂きました。その後、病院見学をし、血圧測定やベッドメイキング、車椅子移乗、個人防護具の着脱体験などを行いました。
参加者からは、「楽しかった」「看護体験をして看護師になりたいという思いが強くなった」「体験内容が豊富で、よかった」等の感想をもらい、良い経験となり、看護職により興味をもっていただけたと思われます。
6月27日(木)15時から一時間 研修会が開催されました。
「今日から始める実践に活かせる口腔ケア」について
吉野川医療センター 摂食・嚥下障害看護認定看護師の野田 昭さんより講義を受けました。
看護主任 板東 賀名
阿波病院では、地域貢献活動のためJA夢市場の一角をお借りして、毎年看護師数名でグループを作って、各偶数月の第3木曜日の9時から12時まで無料の健康相談を行っていました。コロナ渦で4年間中止になっていましたが、今年度より再開することになりました。内容は血圧測定・体脂肪測定・酸素飽和度測定・骨密度測定・血管年齢測定・介護相談・訪問看護・など各種健康相談を行っています。
第1回目は6月20日木曜日に開催しました。この日は梅雨の晴れ間で気候もまずまずでした。早朝より県内外の方がたくさん訪れている農産市場内で、40人の買い物客の方にお立ち寄り頂きました。測定値の説明を聞いてそれぞれ気になるパンフレットを持ち帰られるなど、介護相談にも応じました。
阿波病院看護部は、2024年度の看護目標である「地域とつながる」のうちの地域貢献(疾病予防・健康保持増進・住民啓発)の達成に向けて、看護主任会を中心にスタッフが協力して取り組んでいきたいと思っています。
看護部 藤川 理恵 板東 賀名
阿波市立市場小学校へ看護協会からの依頼で出前授業に行ってきました。
37人の小学5年生を対象に看護職の仕事、看護職への道、看護技術の体験を行いました。
看護技術では聴診器を用いてお互いの心音などを聴取しあうなど初めて体験することに、子供たちは興味津々といった様子で取り組んでいました。
授業の最後の質問には「看護師になるにはどういった進路があるのか」「看護師の大変なことはなに」「看護師にむいている人はどんなひと」など、また看護師以外の職種についての質問もありました。
このような出前授業を通して、看護職の魅力を伝えることができるとともに、自分たちにとっても新しい発見や刺激も受け有意義な時間を一緒に過ごすことができ良い経験値となりました。
オアシス命名の由来
職場のムード作りは、まず「あいさつ」から始まります。あいさつで一日が始まり、一日が終わるといっても過言ではありません。
「オアシス」とは…
・おはよう・ありがとう・しつれいします・すみません の頭文字をとって命名しました。あいさつは心の‘オアシス’なのです。笑顔でオアシスできる看護師になりましょう。
阿波病院は4月1日に1病棟化し地域包括ケア病棟60床の新体制となりました。新採用1名を迎え、看護師は正規53名、非正規14名の計67名(プラチナナース率19.7%)です。専門分野を除いて外来・腎センターのリリーフはなくなり準夜は4人体制になりました。新体制が施設基準を満たし患者さんが安心して療養できるよう順調な運用に向けて力を合わせて頑張りましょう。
これからの看護部は、変化に対応できる人材を育成し組織で工夫することが重要だと考えます。そして、看護部の今年度の目標は大きく2つです。1つ目は「患者中心の安全であたたかい看護」です。阿波市の人口は33,132人(R5.4)に減少し高齢化率は38.2%となり昨年は入院患者の約50%が認知症加算を算定しています。医療安全体制を強化の上、認知症の患者・家族に寄り添い優しい看護をしてほしいと考えます。また、60床ワンフロアの動線や、ベッドコントロールの難易度が増すと考えます。患者に寄り添える看護提供方式を再構築しスタッフがやりがいを持ち看護の質が上がるようにご協力をお願いします。2024年を目途にした医師の働き方改革では、タスクシフト・シェアによる業務改善に努め、認定看護師(感染管理・在宅ケア)・特定行為修了者が活動できる環境を整えましょう。昨年は内閣府の大規模災害時医療活動訓練が行われ、11月には新興感染症対策を含む災害支援ナースの研修に6名が参加しました。医療活動内容をスタッフが周知でき発災時の看護活動ができるようにしましょう。
2つ目は「地域とつながる」です。2025年の「地域包括ケアシステム」の構築まで残り僅かです。世界が経験のない少子超高齢社会において、日本は今後、想像を越え変貌すると言われています。労働人口の急減で医療や福祉等インフラの維持が難しくなっています。さらに高齢化は進行し単身世帯が40%になる見込みです。地域住民の医療や生活の質を守るには看護師の関わりとACPが大切です。また、制度や分野、世代など縦割りや受け手・支え手という関係を超え、地域住民や多職種がつながることが大切です。医療の隙間を作らないよう地域と連携するのが地域医療です。外来・病棟を問わず生活支援や訪問看護に視野を広げ在宅療養移行支援に努めましょう。また、多職種連携による意思決定支援を行い地域に繋げていきましょう。そして、地域貢献としてまちの保健室などの活動を通し、地域住民の疾病予防・健康保持増進・住民啓発にも力を入れていきましょう。今後2025年以降の国の方針としては、次の2040年に向けて「全世代型の地域共生社会」の実現のため、住民1人1人の暮らしと生きがい、地域を共に創っていく社会を目指すそうです。激動の時代についていけるよう阿波病院としても切磋琢磨して頑張っていきましょう。そのためにも、皆さんが少しでも働きやすい環境を整えていきますのでどうぞ宜しくお願い致します。
★4月23日(火)
看護研究を通して看護の質向上に努めるという内容について徳島大学大学院医師薬学研究部、板東孝枝先生に講義をしていただきました。
今年は3階と腎センターが看護研究に取り組みます。
★5月23日(木)
診療報酬改定について医事課長より知っておきたい診療報酬の基礎知識の説明を受けました。
感染・在宅ケア認定看護師より
認定看護師・特定行為研修を受けて学んだことの報告をしてもらいました。
5/14に阿波病院をご利用の患者さんに看護の日の記念品を贈り看護の心、助け合いの心を広げました。
また、コロナが5類となり1年が経過し、4年ぶりに、5/16に阿波市ショッピングセンターアワーズにて、阿波病院看護師自治会による、1日まちの保健室を開催しました。
内容は骨密度測定、血管年齢測定、体脂肪率、酸素飽和度、血圧測定など、健康相談、栄養相談、糖尿病指導で、参加者には記念品としてかんごちゃんのハンカチや人生ノートを配りました。当日は、かんごちゃんやすだちくん、徳島県看護協会の方と、看護週間のラッピングバスが来県し、記念撮影もしました。 四国大学の管理栄養士課の学生さん3人も手伝ってくれ、計44人(4年前46人)で延べ245人のご利用がありました。皆さん、健康に関心を持ち、日頃の生活を見直すきっかけになったと喜んでいただけました。
この様子は、後日、徳島新聞やACNで放送してくれました。
看護部長 西村久美子
明けましておめでとうございます。
2024年は辰年です。辰は12支の5番目に位置し、成功の芽が成長し形をえていく年で、「努力すれば実る、活気づく年になる」と言われています。皆さんには踏み出した一歩が形を整えて着実に実りますように応援します。
さて、昨年10月のある日にこんな事がありました。突然、長崎の看護キャリア支援センターの一人の看護師さんが阿波病院に訪問されたのです。その方は認定看護管理者で、新人教育支援にも関わっているとのことでした。そのほんの数日前に大阪の日本看護学会で看護研究の発表をしてきたスタッフから、現地で、ある方との出会いがあり、研究において当院の新人の離職率が低いことや、先輩看護師の関わりに参考になることがあると声を掛けられ、お話させていただいたと報告を受けていました。その方がまさにその時の方でした。
この日は、当スタッフはちょうどお休みでしたが、副部長と共にその方にご挨拶することができました。後日のメールで、阿波病院の新人教育の取り組みを長崎の看護キャリア支援センターや認定看護管理者、副院長協議会、看護学校に情報提供として紹介してくれるとのことでした。私たち看護部の看護研究がこんな形で日本のどこかでお役に立てることがあるのだと深く感銘を受ける出来事でした。この一件はスタッフならず看護管理者や研究委員会のモチベーションを高め、今後とも患者サービス向上に向け看護の質を上げるため、研究や新人教育を続けていこうと私たちの背中を押してくれる本当にありがたい出来事でした
一緒に学会に参加した「シャボンラッピングにおける可動域制限のある寝たきり患者と実施者への効果」の研究発表のスタッフも目を輝かせて帰ってきて「質問ももらえて、ちゃんと返答できた。小児の点滴の固定法や退院支援などほかの研究発表も参考になりとても興味深かった。」と報告があり、有意義な時間を過ごし成長して帰ってきました。この研究は2年がかりで実施され、12月21日に開催された院内研究発表会でもまとめとして最終発表がありました。看護師にも患者にもメリットのある有意差のある結果がでており、足浴の質を上げる研究となりました。また、2西病棟としては最後の研究になる「ベッド上で食事を余儀なくされる患者への看護師が行うポジショニング技術の評価」は食べる喜びを支える安全安楽な患者サービスの改善につながりました。3西病棟の「病棟看護師が行う認知症患者への口腔ケアの実態調査」では、認知症患者さんの特性や関わりを見直すよい機会となり、口腔ケアのスキルやアセスメントシートの必要性などを気づかせスタッフのモチベーションアップにつながりました。訪問看護STの「在宅療養移行支援において訪問看護師が必要とする情報」は、ACP、チーム医療、家族看護、生活支援など入院時から在宅療養の視点で意図して得た情報をサマリーに落とすことが示唆され、地域や組織の連携に役立つとてもいい研究でした。研究をまとめるにあたり丁寧にご指導していただいた徳大の板東
孝枝先生には大変感謝いたします。
さあ、春から病棟が再編し、認定看護師(感染管理・在宅ケア)、特定行為修了の2人も帰ってきます。まさに今年は、「成長し形を整える年」です。新体制が順調に運用できるようみんなで頑張っていきましょう。今年もよろしくお願いします 。
9/28 医療安全
リスクマネジメント委員会による「医療安全に関する能力を高める」研修会に12名の参加がありました。動画を見て理解しやすい内容でした。
10/26 リーダー研修
リーダー研修2年目主催による「コミュニケーションの基本について」講義とグループワークがありました。18名の参加がありロールプレイを行い活気がある研修会になりました。
11/30 リフレッシュ研修
看護連盟協賛により、ヨガを体験しました。健康運動指導士の深田比加里先生に指導して頂きました。
12/21 院内看護研究発表
徳島大学大学院医歯薬学研究部、板東孝枝先生に指導を仰ぎ、 4題の発表を行いました。有意義な研究となり今後に繋がるものとなりました。
1/25 感染症対策
標準予防策に基づいた感染対策及び現在流行している感染症について、演習として個人防護具の着脱・蛍光塗料を使用した手洗い確認を、吉野川医療センター感染管理認定看護師、岩佐真弓看護主任より教えて頂きました。
2023年9/29~9/30 大阪国際会議場
シャボンラッピングに関する発表を行いました。使用物品についてどのような改善策を検討しているか質問を頂きました。質問を頂き、今後どうしていくべきかを見つめなおすことが出来ました。今回学習したことを今後の看護に活かせるように努めていきたいと思います。
3西 相原詩恩
新人看護師が勤務継続できた要因ー先輩看護師の効果的な関わりーを発表しました。新人の早期離職が問題視されている現状や、当院の離職率の低さについて高く評価してくださり、先輩看護師の態度・発言など新人に対する関わり方を参考にしたい!等意見を頂き今後も効果的な関わりを意識して実施したいと感じました。
3西 上田はるな
看護部長 西村久美子
近年、日本は少産多死のために人口減となり、急激な若者の減少と急激な高齢者の増加を同時に迎えている。私たちは、過去にも未来にも誰も経験したことのない、かなりの変革の時代の只中にいる。このような時代を「VUCAの時代」と呼び基本的な考え方として持っておかなければならない。VUCAとはV:変動性、U:不確実性、C:複雑性、A:曖昧性のことである。VUCAの時代に生きどう乗り切っていくか。大切なのは「今」をどう乗り切るかということだ。そのためには、①きちんと状況確認をして、②方針を立て、③意思を決定し、④それを乗り越える、つまり、OODA Loop(ウーダ ループ)をどう回すかである。
また、VUCAには、VUCAで対応するという対応がある。VUCAのVは視座(ビジョン)、Uは理解、Cは明確、Aは適応・迅速である。言い換えると、きちんとビジョンを持ち、状況をクリアに理解し、考えたことをきちんと適応できるか現実性を考えて、できるだけ早く動くことである。2050年には日本の人口の年齢別割合は、21世紀型として安定が予測されている。それまでは、みんなで今を乗り切るために、診療報酬改定、新興感染症、南海トラフ巨大地震と、あらゆる困難にこの基本的な考え方を大いに活用していこう。
さて、3年間を振り返り、2009年新型インフルエンザが終わっても標準予防策は根付いていなかったと言える。コロナに関係なく標準予防策をしていればだいたいの感染拡大は予防できる。標準予防策をどう現場に根付かせるか、意識させるか、それには病院全体としての体制づくりが必要だ。次年度は診療報酬改定をはじめ、トリプル改定の年である。この3年間で介護施設のコロナのデータから地域の感染管理問題が浮き彫りになった。そのため、次年度からはさらに感染管理における介護施設までを含めた地域連携の仕方に医療機関の強い取り組みが問われる。市町村、保健所の窓口と連携し地域ぐるみの感染対策への取り組みが課される。実際、同規模の公的病院で、近隣の障がい者施設に出向いたり、月1回の感染会議に参加してもらったり、BCP作成にアドバイザーとして携わったりしている病院がある。病院より地域の老健の数は膨大で手が回るのか。感染管理認定看護師とのコネクションの提案からフォローまでが必要である。今後、治療から介護まで標準予防策を一貫するために、アフターコロナと油断せず、シームレスに地域全体として取り組むことが必要だ。近隣施設の施設長を含め地域をどう巻き込むか、真の意味での地域包括ケアシステムが始まっている。
リブドゥコーポレーション原さんの実技を交えた研修会を開催しました。
実際にオムツを使って実技を行い、理解しやすく好評でした。オムツの当てかた、色々な方法や正しい知識を得ることが出来ました。
正木絵里看護師による院内全体研修を大会議室で行いました。
34名の職員が参加し、適切な救命方法を学ぶことが出来ました。
徳島大学大学院医師薬学研究部、板東孝枝先生による講義がありました。
研究メンバーが主に参加し、看護研究についての講義がありました。
12月21日院内看護研究発表会開催予定です。
徳島市民病院 猪子美由紀先生による研修会で、19名が参加しました。災害時の行動について、それぞれの役割りで具体的に考えることができ、イメージトレーニングができた等の感想が聞かれました。
災害時の重要な合言葉「CSCATTT」
CSCATTT:Command and Control(指揮と連携), Safety(安全確保), Communication(情報収集伝達), Assessment(評価), Triage(トリアージ), Transport(搬送), Treatment(治療)
訪問看護:山本美紀師長、フットケア:藤川理恵主任、透析:武田光弘主任から講義がありました。21名の参加があり、各項目ともにわかりやすい講義で、観察のポイントや看護の実際など、日常の看護に役立てることができる研修でした。
吉野川医療センター 藤岡恵美香看護師(糖尿病看護認定看護師特定行為修修了)による研修会で、13名の参加がありました。
糖尿病の新しい知識や治療、認定看護師・特定行為の活動が聞けて勉強になり、モチベーションが上がった等の感想が聞かれました。
腎センター 服部一恵
6月29日木曜日 15:00~16:00 上期消防訓練を行いました。
始めに消火器の取り扱いについて説明があり、今回初めて参加する新人職員も一緒に消火訓練を実施しました。その後、腎センターに移動し、平日の午後3時ごろ腎センター機械室より発火し初期消火失敗の想定で避難訓練を開始しました。一斉放送や消防署通報、患者・職員への指示、他部署からの応援、透析離脱、レスキューシートによる階段からの患者避難など、緊迫した状況の中、搬送役・患者役も真剣に取り組みました。今後も様々な想定での訓練に取り組みたいと思います。
教育委員会 田中副実
4月27日木曜日、大会議室にて、全職員対象の一次救命処置(BLS)の研修会が開催されました。講師は、毎年、新人研修や地域でのボランティア活動で活躍しているBLS指導者の資格を持つ、当院の地域包括ケア病棟看護師の正木絵里さんが担当しました。冒頭で、流れたメッセージビデオ動画は、救命が遅れ救われるべき多くの大切ないのちが救えなかった事例で、涙を流すスタッフが多くいて1分1秒を急ぐ救命の重要性を再認識しました。講習では、3体の練習用人形と3台のAED、たくさんの「あっぱくん」という心臓マッサージの訓練用具を用意してくれて、3グループに分かれて行いました。講師の丁寧な説明の後、メトロノームを使ってリズムを取りながら、一斉に心臓マッサージや人工呼吸、AEDの訓練が行われました。新人や、普段は胸骨を押しなれない他職種のかたも訓練に参加され、5センチ沈むくらいの強さで押すと音が鳴る胸骨圧迫の体験を体感していました。最後に、押すのをためらうことによるショックの遅れを解決するためにできた、オートショックAEDがパワーポイントで紹介されました。
最初は緊張気味だった参加者でしたが、熱心な指導による技術体験をし、終了後は緊張も緩み残って練習する人もいました。1時間という時間の制限があるなか有意義な研修ができました。今後も定期的に開催を企画していきたいです。
※みつばち通信の『みつばち』とは…
ステーションから四方八方、各利用者宅にお邪魔し、訪問看護師は『甘い蜜=成長の糧』を集め、成長しています。その姿が『みつばち』のようである為、みつばち通信と名付けました。
第2号の今回は、訪問車についておしらせしたいと思います。
まず、訪問車の中にはどのようなものを載せているか紹介します。
各自使う訪問車は決まっていて、訪問先によっては乗り合わせて行くこともあります(利用者様・ご家族を乗せることはありません)。
*一日の走行距離は 約 45 ㎞
*現在の訪問地域は、阿波市・吉野川市(山川・川島)です。
*外出先でのトイレは商店や公共施設を利用し、利用者様宅ではお借りしません。
*感染対策として、処置後の手洗いは利用者様宅で水道をお借りしますが、ハンドソープやペーパーは持参した物を使い、ゴミは持ち帰ります。
*コロナ関連で、従来のサービスが受けられない利用者様もおられ私たちはPPEを装着し、訪問することもあります。
ここ数カ月は、通常訪問の際にN95マスクを常時装着し、感染予防に努めています。
携帯用グッズは、毎日ステーションから持参し訪問先で使います。
内容は・・・血圧計・体温計・パルスオキシメーター・アルコール 綿・手指消毒用アルコール・ハンドソープ・プラスティック手袋・ テープ類・ペーパータオル・ガーゼなど。
基本的には各自内容は同じですが、個々で必要と判断した物を追加で 入れて準備しています。その日の訪問が終わるとステーションへ持ち 帰り、物品の補充や消毒を行っています。
緊急時用のBOXも常に車載しています。防災用ヘルメットや新聞・オムツ、文房具など有事の際に使えるように準備しています。有事の際に、緊急的に駐車する場合にはダッシュボードに災害駐車用カードを置くように備えています。
夜間は待機当番の者に電話が転送されるようになっており、土・日・祝日も訪問看護は出勤しています。
訪問について気になる点や相談等、何か聞きたいことがあればお気軽にお声掛け下さい。
訪問看護ステーションあわ 0883-36-2662
看護部長 西村久美子
2022年もあっという間に終わり、新型コロナウイルス感染症もオミクロン株に置き換わり、ついに第8波を迎える中、患者さんを守るというスタッフの責任感と感染対策の根気強さに支えられ無事に病院を守ることができています。阿波病院にできたユルキャラはかわいいタヌキですが、今年は、うさぎ年。卯年は飛躍の年。これまで成長や飛躍のために力を貯め準備し育んできたことが十分に実り芽吹き始める年だそうです。実直に努力してきたことが報われ花開き、そしてしっかりと実りますように願います。
さて今年度は、看護部の目標の大きな柱として「ジェネラリストのスキルを活用した新人教育体制の構築」を掲げ、スタッフに協力をいただいています。先輩看護師の新人への関りを題材にして3階西病棟の看護研究の結果にもありますように、スタッフの温かい熱心な指導が新人を内面からも支えてくれていることが伝わりとても嬉しく思います。みんなで育てる職場風土が今後も根付いてくれることを期待しています。今年の看護研究も、患者さんを第一に考えたテーマで、病棟のシャボンラッピング法(足浴)の効果という、心のこもった2
年越しの患者ケアの研究や、腎センターの災害時初動行動習熟調査というこれまで継続し、積み重ねられた重みのある研究で、患者さんのため、看護の質を上げるため取り組んでいただき嬉しく思っています。
今年は様々な学会がコロナで3年ぶりに現地開催・現地発表もあり、皆さん刺激を受けて、目をキラキラ輝かせて成長して帰り、院外研究発表で得た成果をいろいろ報告に来てくれています。また、看護目標の「南海トラフ地震に対応する個人レベルで動ける訓練」では、病棟が熱心に取り組んだ防災訓練が消防署の高評価をいただくことができました。中署の消防士の皆様にはご助言を個別に受けることができ大変参考になりました。また、師長主任会が1年を通して取り組んだ感染BCP、キャリア支援体制、広報活動は、危機管理、人材育成、人員確保、看護の可視化と、看護の質を上げ未来に活かせる内容でした。今年もチームとして一人一人が役割意識をもって地域医療に貢献したいと思っていますのでご協力をお願いいたします。
2025年問題まであと2年。今年も阿波病院の理念である「信頼・奉仕・進歩」のもと看護部理念「あたたかい看護」の提供を胸に、地域住民の皆様が住み慣れた場所でその人らしい暮らしができるよう地域の医療機関と連携して在宅療養を見据えたシームレスな看護を展開していきたいと思っています。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
(「オアシス」2023年1月 Vol.86より)
師長主任会
師長主任会では、社会的背景や組織のニーズに沿い看護部に求められるテーマを決め1年間チームに分かれてそれぞれの活動に取り組んでいます。この活動も今年で41回目になりました。自己研鑽で年に1回だけみんなで集まる研修日を決めて集中的に作業を仕上げます。今年は4チームに分かれ活動し、9月25日の日曜日に以下の内容で半日研修会を開催しました。それぞれのチームで内容を深め、最後に各チームの成果発表し共有し有意義な時間を過ごすことができました。
テーマ:①広報活動を通して人材確保に努め、個々のキャリア開発支援の実践を行い、職員の定着を図る。
②安全・安心で質の高い提供ができるよう災害時における感染対策の整備を行う。
研修内容
1G(広報活動チーム) :HPの看護部のトピックスの記事の更新や小学校の命の授業(出前授業)の内容の検討と、資料、紹介動画の更新をした。
2G(キャリアラダーチーム):キャリア支援についての研修会を開催しキャリアパスシートの活用方法の説明をした。
3G(目標管理面接チーム) :スタッフの看護職としてのキャリアデザインを、管理者としてマネジメントしていくために面接のスキル(コーチングなど)について学んだことを発表し学習会をした。
4G(感染BCPチーム) :自院独自のBCP作成中。また、BPC内への追加資料も検討中である。
看護部長 西村久美子
看護職のみなさん、日頃の多忙な業務のうえに、感染対策、ワクチン住民接種、発熱外来と本当にお疲れ様です。
私たち看護職はこの3年、コロナですっかり我慢を覚え、「患者さんのため、家族のため、子どものため、仲間のため」と、常に自分を奮い立たせ、自分の気持ちに蓋をして仕事を頑張ってきました。その結果、ついつい自分が疲れているのに気づかず、己の気持ちに背を向けてしまっていらっしゃいませんか?でも、自分あってこそこの世の中です。疲れ切る前に、もっと自分を大事にケアしてもよいのです。
ここで、ちょっとひと息入れて、庭や町の花に目をやりましょう。例えば、道端の花を見て「赤い花って、きれいだな」と声に出して言ってみてください。気持ちがホッとすると思います。この時、自分が言った言葉を耳で聞くことが大切です。
そして、休みの日には、どうぞ自分に問いかけて下さい。「私はストレスがたまったら、体のどこに痛みがでるだろうか?」肩でしょうか、目でしょうか、めまいがしたり、頭痛がしたり、声が出なくなったりと調子が悪くなるところは人それぞれです。まず、紙に自分の全身の絵を描いて、ストレスがたまると反応が出る部分に絆創膏を貼ってください。次に、自分が最近、よく頑張ったことを思い出して、自分あてに「わたしへのケア・癒されメッセージ」を書いて、「よく頑張ったね」と自分を褒めてください。また、お気に入りの飲み物などなんでもいいので、自分にとって小さな幸せと思うものを10個見つけて「わたしの小さな幸せリスト」をノートに箇条書きで書き出します。ここまでして気分がすっきりしたら、明日からは元気な自分にきっと戻れるはずです。これを「いのちのケア」ワークといいます。ぜひ、一度トライしてみてください。
(「オアシス」2022年9月 Vol.85より)
※みつばち通信の『みつばち』とは…
ステーションから四方八方、各利用者宅にお邪魔し、訪問看護師は『甘い蜜=成長の糧』を集め、成長しています。その姿が『みつばち』のようである為、みつばち通信と名付けました。
8時30分~ 申し送りやカルテから情報収集
各利用者に訪問時間を電話
9時~ 利用者宅に訪問
午前中に3~4件程度訪問
・バイタルチェック→異常時や主治医に相談が必要な場合は、連絡し指示を仰ぎます。
・点滴や注射実施→主治医の指示書にそって行っています。
※訪問時には、利用者さんだけではなく、
介護者の心身の状態を含めた包括的ケアを行っています。
・服薬管理(確認や準備)→
内服確認し、内服できてない場合は、ご本人や家族と相談し、カレンダーに貼付するなどの工夫を行ったり、主治医に内服形態の相談をしています
・リハビリ→→自宅で行える、上下肢運動やROM訓練を行っています。
・食事介助→家族に食事形態(実際にサンプルを持参し)指導しています。
・褥瘡処置、身体清潔介助(清拭や洗髪、入浴など)
時には散髪も行っています。
※訪問は、基本一人で行っているよ!
そこでの、判断は、かなり重要!!
12時~ ステーションに戻り、午前中の記録やスタッフ間での情報共有
13時~ 利用者宅に訪問
午後も3~4件程度訪問
16時半~ ステーションに帰り、カルテに看護記録を記載
状態報告が必要な利用者にはケアマネジャーや主治医に報告
(多職種連携)
利用者宅にヘルパーなどの多職種と情報共有を行いやすくする為に専用のノート等を用いて各介入時に記入しています。
次回の訪問時の為に、ステーションで内服薬を準備等を行っています。
月末には主治医やケアマネジャー、市に対し、訪問看護計画・評価、訪問看護報告書を作成し、送付。
レセプトや利用料の計算・集金も訪問看護師が行ってます。
夜間は待機当番の者に電話が転送されるようになっており、土・日・祝日も訪問看護は動いています。
訪問について気になる点や相談等、何か聞きたいことがあればお気軽にお声掛け下さい。
訪問看護ステーションあわ 0883-36-2662
阿波病院看護部 新人担当
3階西病棟主任 出葉愛子
今年の新人研修は、2名の新人さんが受けています。
6月は、看護技術の研修を実施しました。
ジェネラリストとプリセプターに講義やデモンストレーションを行ってもらいました。
看護副部長も患者役を引き受けて頂き、一緒に実演指導しています。
汗を流しながら緊張感が伝わり、一生懸命に頑張ってくれています。
私も初めて針を持った時は、とてもドキドキしたことを思い出しました。
教えたいことがたくさんありすぎて、時間が足りず別の日に時間を設ける工夫もしました。
当院では、希望があれば新人看護師以外も研修を受けることができます。看護技術に不安がある看護師も安心して参加できます。以前はプリセプター制でしたが、今期よりプリセプターとジェネラリストで新人看護師を支援しています。
私たち教育担当者も、一緒に看護技術を再確認できる良い機会になりました。まだまだ、いろんな研修があるので、みんなで頑張って共に成長していきたいと思っています。
施設課 課長代理 溝渕秀樹
7月5日火曜日、危ぶまれた台風4号も昼には温帯低気圧に変わり、今年も上期消防訓練を無事に実施できました。15時から、消火訓練に先立ち消火器の使用方法と、初期消火の注意点について説明した後、新人職員をはじめ、参加者全員が消火器取り扱いの体験を終えました。
15時30分からは、透析棟、新館1階において、消火通報避難誘導訓練を実施しました。訓練は、平日午後に、内科前トイレから不審火が発生し、初期消火に失敗する想定で、外来看護師が非常ベルを押して、スタッフは患者避難誘導を行いました。患者さんは、護送、独歩の想定でしたが、スムーズに誘導し、医師に報告することができました。毎回、訓練の部署は、持ち回りとしており、様々な想定で今後も訓練に取り組みたいと思います。
看護部長 西村久美子
春は、別れと出会いがあり、看護部にも新しい風が吹いています。
昨年度は新型コロナウイルス感染症の第6波の中、感染マニュアルの改訂や感染BCP作成、面会の基準もでき、2月からは3回目ワクチンの住民接種や、3月から5~11歳の小児のワクチン接種が始まりました。看護部では、防災訓練、看護研究、新人教育、看護提供方式の見直し、業務改善、手順の見直し、ホームページ更新、リーダー研修の見直しができ、病棟では、患者家族へのメッセージカードの手渡しなど、コロナ禍での看護の工夫もしてくれています。患者さんや家族にとって安心安全な、より質の高い看護を提供するために各自が力を発揮してくれ、たいへん感謝しています。コロナ禍において看護職への期待は大きく、その専門性に注目が集まりこれまで以上に高い能力を発揮することが求められています。そのため、教育内容を充実して実践能力を向上することが不可欠です。また、人口減少、働き手不足の中、看護師の定着は緊満の課題です。今年度は、「ジェネラリストのスキルを活かした新人教育体制の再構築」を看護目標に掲げ、全員で取り組む方針です。そのために、全看護師の6割を占めるジェネラリストの力を貸してもらい、新人をみんなで育てるチームにしたいと思っていますので、どうぞご協力をお願いします。
ここで、念頭にあたり、地域包括ケアシステムを構築するために、これからの看護部の役割を考えてみます。阿波市は、超高齢・人口減少・多死社会の先陣を切る高齢化率35.7%、人口35,992人の市です。今後も高齢化数は増加し、それを支える生産者数は減少の一途をたどります。阿波病院の入院患者の7割が阿波市からの入院で地域に密着した病院と言えます。死亡場所は病院が一番多く、老衰の死亡率は、全国に比べ男性1.74倍、女性1.55倍と高く、要介護3以上のサービスの利用者は、自宅が44.8%(県で5位)で、施設が36.2%(県の下から5位)となっています。今後、健康寿命の延伸と、併設する訪問看護ステーションあわとの連携により、さらなる在宅療養支援が重要になってくると予想されます。また、阿波病院は阿波市で唯一の腎センターを持つ医療機関でもあります。住民の足となるデマンドバスや認知症サロンなどがあり、他市に比べて福祉が進んだ街とも言えます。このように、地域包括ケアシステムを実現する上での阿波病院の役割は、医療と介護と福祉が連携し、住み慣れた地域で阿波市民が人生を最期まで暮らせるように、予防から看取りまで寄り添い、意思決定を含めた支援をすること(ケアサイクルの概念)であるといえます。当院の看護のあるべき姿として「地域完結型の医療のなかで、看護師の皆様方が院内外の多職種と連携しリーダーシップがとれる」ように個々のキャリア開発支援に努めてまいります(訪問看護体験も推奨します)。
2022年度もどうぞよろしくお願いいたします。
(「オアシス」2022年5月 Vol.84より)
看護師自治会会長
腎センター看護主任 長岡真澄
21世紀の高齢社会を支えていくためには、看護の心、ケアの心、助け合いの心を、私たち一人一人が分かち合うことが必要です。こうした心を、老若男女を問わずだれもが育むきっかけとなるよう、近代看護を築いたフローレンス・ナイチンゲールの誕生日にちなみ、1990年に旧厚生省により5月12日「看護の日」が制定されました。
阿波病院ではその5月12日、入院患者さんや外来患者さん、腎センター、訪問看護利用者さんの305人に対して、看護の日の記念に、看護協会の新キャラクター「かんごちゃん」や、阿波病院のゆるキャラのイラストに職員からのメッセージを添えた鼻セレブポケットティッシュやカットバンを配布しました。「かわいいキャラクターやな」「ありがとう。使わせてもらうわな」などの声が聞かれ、多くの患者さんに喜んでいただくことができました。
1階待合ロビーでは、5月9日から31日まで、医療者に向けたエールやコロナ収束を願うメッセージを載せた「願いの木」を掲示しました。患者・職員・家族を対象に、葉っぱのカードに書いたメッセージを見た患者さんは、「今日は看護の日なんですね」「みんなの願いが届くといいですね」と、顔をほころばせ、看護の日を知っていただく良い機会になり、私たちも、励みになりました。また、小児科の患者さん職員の子供たちの塗り絵では、「かんごちゃん」と阿波病院のゆるキャラのタヌキを上手に塗っていただき、同時に掲示いたしました。「上手に塗れてる」「なんのキャラクターかな」など興味を持ってみていただき、ロビーの受診者の皆さんの目を和ませていました。